こんにちは。FP2級(AFP)のうちたけ(@uchitake_enjoy)です。
iDeCo(イデコ)に加入しようと思っても、どの金融機関を選べばいいのか分からない。という方も多いともいます。

うちたけ
私も非常に迷いました
だいたい、SBI証券、マネックス証券、楽天証券あたりまでは絞り込めるんですが、最終決断が下せない。そんな感じではないでしょうか?
私は2年前にiDeCo(イデコ)に加入し、結局SBI証券にしたのですが、状況も変わってきました。
この記事では、証券会社の選び方のポイントを以下の3つに絞って考えていきます。
(1)手数料の安さ
(2)投資信託の信託報酬の低さ
(3)投資信託のラインナップ

うちたけ
SBI証券とマネックス証券は甲乙つけがたいですね
目次
iDeCoおすすめの金融機関の選び方(1) 手数料

iDeCo(イデコ)は加入時に2,829円の手数料がかかります。

うちたけ
これはどの金融機関を選んでも共通です。
さらに、運用中は毎月171円+αの手数料がかかります。
171円は残念ながらどの金融機関を選んでも必ずかかる手数料です。

うちたけ
+αの部分は金融機関によってことなるので、ここがポイントになります。
iDeCo取扱い 金融機関 | 手数料 | |
国民年金基金連合会および 事務委託先金融機関 | 証券会社(+αの部分) | |
マネックス証券 | 171円(共通) ▼内訳 国民年金基金連合会:105円 事務委託先金融機関:66円 | 0円 |
SBI証券 | 0円 | |
楽天証券 | 0円 | |
イオン銀行 | 0円 | |
大和証券 | 0円 | |
ゆうちょ銀行 | 259円 | |
みずほ銀行 | 0~260円(条件次第) | |
三井住友銀行 | 260円 | |
野村証券 | 0~288円(条件次第) | |
三菱UFJ銀行 | 260~385円(条件次第) |
必ずこの+αの部分が「0円」の金融機関がおすすめです。

うちたけ
マネックス証券、SBI証券、楽天証券ともにこの部分はクリアしてますね
171円(全金融機関共通)+α(0円の金融機関を選ぶのがポイント)
(1)手数料で見る、おすすめ金融機関比較表
3社とも遜色はありません。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
手数料の低さ | 〇 (おすすめ) | 〇 (おすすめ) | 〇 (おすすめ) |
iDeCoおすすめの金融機関の選び方(2) 投資信託の信託報酬の低さ
信託報酬は、投資信託を保有しているあいだ、ずっとかかる手数料です。

うちたけ
信託報酬(手数料)は低い方が資産形成をする上では有利です。
投資信託にはアクティブファンド、インデックスファンドという2種類があり、一般的にインデックスの方が信託報酬が低いです。

うちたけ
その中でも「eMAXIS Slim(イーマクシススリム)」シリーズの投資信託がおすすめです
eMAXIS Slimは三菱UFJ国際投信の商品(ブランド)です。
eMAXIS Slimシリーズは、「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けるファンド」を目指していて、実際に有言実行しています。

うちたけ
意外かもしれませんが、投資信託の信託報酬は固定ではありません。
最近は、投資家に「選んでもらう」ために信託報酬の値下げ合戦が起こっています。
実際にeMAXIS Slimシリーズは2019年の半年間だけで、4回、信託報酬値下げのリリースが出ています。すごいですね。

SBI証券とマネックス証券はeMAXIS Slimシリーズの投資信託を多数ラインナップしています。
一方、楽天証券のiDeCo(イデコ)はeMAXIS Slimシリーズのラインナップがないのが残念な点です。
(2)信託報酬で見る、おすすめ金融機関比較表
eMAXIS Slimシリーズがない点において、楽天証券は2社に比べると多少劣るかな。という印象です。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
信託報酬の安い 投資信託 | 〇 (おすすめ) | 〇 (おすすめ) | △ (2社に比べると劣る) |
iDeCoおすすめの金融機関の選び方(3)投資信託のラインナップ数
iDeCo(イデコ)で選べる投資信託のラインナップ数は、35個までという決まりがあります。

うちたけ
多すぎると選びにくいからですね
SBI証券と楽天証券は、この枠ギリギリまで商品のラインナップがあります。
一方、マネックス証券のラインナップは26個です(2020年4月現在)
これは、仮に将来良い商品が出てきたときの「余裕」の枠と思っておくといいと思います。
逆にSBI証券や楽天証券は枠に余裕がないので、商品の拡張性に乏しいとも言えます。
(3)投資信託のラインナップ数で見る、おすすめ金融機関比較表
枠に余裕があるという意味で、マネックス証券がおすすめです。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
投資信託 ラインナップ数 | 〇 (おすすめ) | △ | △ |
3つのポイントで見る、おすすめ金融機関比較表

うちたけ
ここまで見てきたら、もうだいたい結論は出ていると思います。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
(1)手数料の低さ | 〇 | 〇 | 〇 |
(2)信託報酬の安い 投資信託 | 〇 | 〇 | △ |
(3)投資信託 ラインナップ数 | 〇 | △ | △ |
何を優先順位のトップにするか?にもよりますが、すべての面で優れているのはマネックス証券と言えます。
次点としては、信託報酬の低い投資信託がそろっているということがメリットだと考えるならSBI証券。
一応企業規模としても、マネックスグループの売上は520億円程度(2019年3月期時点)、SBIホールディングスの売上は3,500億円程度と体力も違います。
そういった「総合力」を含めて考えると、SBI証券もやはり捨てがたい選択肢ではあります。
ただ、この3社は、イデコを取り扱っている数百の金融機関のうちのトップ証券会社であることは間違いありません。
あえて、3社で比べるなら、ということで重箱の隅をつつくような比較をしましたが、その中の一番おすすめは「マネックス証券」だった。ということですね。

うちたけ
今マネックス証券のiDeCoに加入すると、一定の条件を満たした方の中から抽選で1名にAmazonギフト券10万円相当、100名に2,000円相当がプレゼントされるキャンペーンが行われています(8月31日まで)→マネックス証券のiDeCo申し込みページへ