こんにちは。FP2級のうちたけ(@uchitake_enjoy)です。

最近は、色々なところで資産形成の重要性について耳にしたり、目に触れる機会も増えてきたように思います。

特によく聞くのが、これからは人生100年時代、特に若い世代は年金だけで暮らしていくことは難しい。ということです。

うちたけ

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年金だけで足りないのであれば、それまでにお金をためておく必要がありますよね

こういった背景から、最近では資産形成の方法として、つみたてNISAなどの制度を積極的に活用していこう。という動きが増えてきています。

つみたてNISAって聞いたことはあるんだけど、よく分からないんだよなあ。と思う方も多いかもしれません。

しかし、つみたてNISAという制度を知れば知るほど、この制度を活用しない手はない!と思えるほどお得な制度です。

そんなお得なつみたてNISAという制度について、できるだけ分かりやすく、まとめていきます。

つみたてNISAとは?何で投資の必要があるの?

金融庁の「平成29年度税制改正について」によれば、つみたてNISAは以下を目的とした制度です。

活力ある資本市場と家計の安定的な資産形成の実現

前述した資料から抜粋すると、

家計の安定的な資産形成を支援する観点から、少額からの積立・分散投資を促進するための積立NISAを新たに創設する。

創設に当たっては、投資初心者でも理解できるよう、複数の銘柄の有価証券等に対して分散投資を行うなどの要件を満たし、特定の銘柄等によるリスクの集中の回避が図られた投資信託に商品を限定するとともに、実践的な投資教育をあわせて推進することが重要である。ー「平成29年度税制改正について」から一部抜粋

と書かれています。

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少額・積立・分散というのがポイントです。

また、投資初心者にも分かりやすく制度設計しよう、という意図も読み取れます。

また、手元資金が十分でない若年層の利用を促進するということにも触れられています。

ざっくり言ってしまえば、

今後、特に老後に向けて資産形成が重要になってくる若年層に対して、お金がなくても、投資経験がほとんどなくても参加しやすい制度を設計しました。

ということです。

ですが、今まで投資をしてこなかった人が、これを見て、じゃあ投資をしよう!と思うかはちょっと疑問です。

なので、投資をするとこれくらいメリットがあるかも?というシミュレーションをしてみたいと思います。

つみたてNISA資産運用シミュレーション。元本120万円が140万円に?

毎月少額から。とのことですので、例えば月1万円ずつ、コツコツと投資に資金を充てたとします。

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投資期間は10年間です。年間の利回りは3%とします。

いま、銀行に預けておくと金利なんて雀の涙ですが、投資において利回り3%というのは、そこまで高い利回りではありません。

金融庁の資産運用シミュレーションというツールを利用して計算してみると、

毎月1万円、10年間、年利3%で運用した場合のシミュレーション
毎月1万円、10年間、年利3%で運用した場合のシミュレーション

元本:1万円/月×12カ月×10年=120万円

元本120万円に対して、最終の積立金額は139.7万円

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つまり、利益が19.7万円ということになります。

銀行に預けておくだけだと、ほぼ元本分くらいしか貯まっていないでしょう。

ですが、毎月1万円ずつ、コツコツ積立投資をしてくだけで10年で20万円も利益が出るなら、やってみてもいいかな?と思いますよね。

でも。慎重な方はこう思うでしょう。でもこれってうまく行った場合だよね?

その通りです。

当然ながら、投資なので元本保証ではありません。マイナスになることもあり得ます

ただ、なるべく安定的に、リスク分散をさせながら投資をすることである程度の成果を得ることも可能です。そのあたりをちょっと見ていきます。

投資のコツは「長期、分散、積立」投資

当然ながら投資というのは貯金や預金と違って元本保証ではありません。リーマンショックのようなことが起これば、大きくマイナスになることもあります。

ある瞬間(1年とか)で切り取ると、確かにそうですが、長期的な目で投資というものを考えると、また全然違ってきます。

また、株式だけに投資をしていると値動きが激しいですが、例えば株式の値動きと逆の動きをする債券(国債など)にもバランスして投資をすることで、値動きの変動を抑えることもできます。これを分散投資と言います。

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分散投資をし、長期的に運用を続けることで、元本割れが起こりにくく、ある程度のリターンを期待できる傾向があると言われています。

あらためてつみたてNISAの制度設計を見てみると、投資のコツである「長期、分散、積立」投資が実現できる制度だということが分かります。

しかし、いくら参加しやすい制度だろうと、長期的な目線でコツコツ積立分散投資をすればいいと言われても、今まで投資をしてこなかった人が、よし、じゃあ今からやろう。とはならないですよね。

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こういった方の重い腰を上げてもらうために「つみたてNISA」は税金面でのメリットが得られるようになっています

つみたてNISAのメリット・デメリット

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つみたてNISAのメリットは主に以下の2点です。

つみたてNISAのメリット

(1)税金が非課税になる
(2)いつでも売却が可能

メリット(1):税金が非課税になる

投資をしていない方はピンとこないかもしれませんが、一般的に、投資をして利益が出て売却をした場合、その利益に税金がかかります。

つまり、先ほどシミュレーションしたように、元本120万円に対して20万円の利益が出た際に、株式や投資信託を売却すると、20万円に対して約20%の税金が課せられます。

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額にして、4万円ですね。以下の図をご覧ください。

通常投資の課税イメージ
通常投資の課税イメージ

せっかく20万円のプラスが出たと思って喜んでいても4万円も税金で引かれたらちょっと残念な気持ちになります。

ですが、つみたてNISAの場合、この税金が非課税になります

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ただし、条件はあります。

つみたてNISA(積立NISA)の非課税枠について

つみたてNISAは、毎年40万円を上限として、一定の投資信託を購入することができます。

毎年1年ごとに40万円の上限「枠」があるので、2019年に40万円、2020年に40万円・・・と少しずつ投資をしていくことができます。

もちろん、40万円以下でも構いません。

うちたけ

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つみたてNISAの最大のメリットである「非課税枠」についてですが、投資を開始してから20年間です。

以下の図をご覧ください。

つみたてNISA非課税期間イメージ
つみたてNISA非課税期間イメージ

2019年に40万円を投資した場合、2038年までは非課税になります。続いて2020年にも40万円を投資をしたら、2039年まで非課税になります。

メリット(2):いつでも売却可能

つみたてNISAのもう1つのメリットとして、いつでも売却することができる。というメリットがあります。

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つまり、20年間保有し続ける必要はないということです。

非課税期間内で売却して利益が出ていても、当然ながら課税はされません。

この点がiDeCo(イデコ)と大きく異なる点です。iDeCo(イデコ)は購入したら原則として60歳になるまで売却してお金を引き出すことができません

仮に緊急でお金が必要になったとき、すぐに売却して現金化できる。というのはiDeCo(イデコ)にくらべて大きなメリットだとも言えます。

つみたてNISAの非課税期間が終了したら

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非課税期間が終了する前までに売却することも可能です。

しかし、非課税期間が終了しても運用を続けたい場合「課税がされる口座」に投資信託を移して運用することができます。

課税がされる口座に移すって?と思われるかもしれませんが、普通の投資に戻る。といった方がいいかもしれません。

通常の投資は利益に20%の課税がされる、というのは前述したとおりです。

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つみたてNISAは特別に20年間は課税がされないという制度でしたので、20年経過後は課税がされる状態に戻るということになります。

では、非課税期間の20年間で利益が出ていた場合、その利益についても課税されるのか?というのが心配になるところですが、これに関しては課税されません。

以下のグラフをご覧ください。

非課税期間が終わった後の課税イメージ
非課税期間が終わった後の課税イメージ

仮に、40万円を投資し、20年間の運用で10万円の利益が発生して、そのまま運用を続ける場合、非課税期間終了時点の50万円(40万円+10万円)が「原価」として計算されます。

デメリット:元本割れの可能性がある

つみたてNISAのデメリットとして投資初心者が覚えておく必要があるのは、元本割れする可能性がある。ということです。

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これは投資である以上、仕方がないことではあります。

ただ、先に見たように、長期的な目線で、分散をして投資を行うことである程度のリターンを期待することは可能です。

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将来に備えるお金という意味では、そもそも短期的にみるものではないんですよね。

つみたてNISAのデメリットについては以下の記事でまとめています。

何に投資をしたらいい?

つみたてNISAの制度はだいたい分かった。じゃあ具体的に何を買えばいいの?

というのが特に投資初心者の方が迷うポイントだと思います。

私もそうでした。しかし、つみたてNISAはその目的通り、投資初心者でも理解できるような制度設計がされているということです。

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つまり、つみたてNISAで買える投資信託(銘柄)は、投資初心者でも買いやすい銘柄になっています

つみたてNISAで買える投資信託は金融庁が厳選した金融商品

つみたてNISAの対象商品(つみたてNISAで買えるもの)は、投資信託(及び一部のETF)のみです。

投資信託というのは6,000本程度も存在し、中には投資家に不利な条件の投資信託なども混ざっているのも事実です。

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玉石混交なんですね。

その中から良い投資信託を見つけ出すのは投資初心者には難しいです。

なので、つみたてNISAでは金融庁が投資信託を厳選して、その中からしか銘柄(投資対象)を選べないようになっています。

選べる銘柄は現時点で180本程度。これから少しずつ対象が増える可能性もありますが、6,000本の中から選択するよりははるかに選びやすくなっています。

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つみたてNISAにおけるおすすめ銘柄は以下の記事でまとめています。

また、銘柄の組み合わせ方(ポートフォリオの組み方)は以下の記事でまとめています。

つみたてNISAの金融機関選び

つみたてNISAを始めるためには、金融機関で口座を開設する必要があります

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ここまで見てきた通り、つみたてNISAの投資対象は金融庁が厳選したものですので、どの金融機関でも扱える商品そのものに違いはありません。

しかし、金融機関によっては、数本しか投資信託を扱っていなかったり、購入できる単位や買い方が異なるなど、微妙な違いはあります。

現時点で最も人気な金融機関は「SBI証券」と「楽天証券」です。

ネット証券は使い勝手もよく、扱っている投資信託も多いことから人気です。また、特にこの2社は独自の「ポイント」が得られるという点で突出して人気が高い金融機関です。

私はSBI証券で口座を開設しましたが、その後楽天証券のサービスが非常に魅力的になりました。

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これからつみたてNISAを始める方は、楽天証券をおすすめします。

楽天証券やSBI証券のメリットや、2つの証券会社比較は以下の記事でまとめています。

つみたてNISAは若い世代こそ検討すべき

これまで見てきたように、つみたてNISAは特に若い世代の資産形成のために設計された制度です。

実際に、2019年9月末時点では、つみたてNISAに口座を開いている中で、20代、30代の割合が約40%、40代まで含めると約65%となります。

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今後、年金だけでは生活が苦しくなるかもしれないという不安感はヒシヒシと感じられますね。

つみたてNISAはそんな若い世代をサポートするための制度と言えますので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか?